この記事では、一般的に言われるメリット・デメリットに対して、実際使ってみてどうだったのか、使い始めから卒業にいたるまでの私たち親子の様子をお話ししたいと思います。
おしゃぶりありがとう!!!!
(親子ともおしゃぶり依存でした)
おしゃぶりについて
しゃぶることは赤ちゃんにとって本能
生まれた瞬間から誰に教わるでもなく母乳に吸い付くように、赤ちゃんには吸啜(きゅうてつ)反射があります。
口になにかが当たると無意識に吸ったり舐めたり。そうすることで赤ちゃんは安心します。
メリット
ここでは一般的に言われているメリットを書き出してみます
泣き止む
寝つきがよくなる
機嫌がよくなる
デメリット
一般的に言われているデメリットを書き出してみます
歯並びが悪くなる(出っ歯になる)
親子のコミュニケーションが減る
言葉が遅くなる
依存してしまい、卒業するのが大変
むすめ誕生!おしゃぶりとの出会い
育児本などには「新生児(生後1か月)は1日のほとんどを寝て過ごします」と書いてあります。
ほとんどのお母さんはこう思うのではないでしょうか。
もちろん中には1日のほとんどを寝て過ごしてくれる赤ちゃんもいるようですが、あくまでそれは個人差の話であり、うちの娘は全く寝ない子でした。
ご存じですか?寝ない時間=泣いている時間ということを。
生まれたばかりの赤ちゃんって、ご機嫌で起きてる時間ってほぼないんですよね。
育児日誌を見返してみると、うちの子は1日トータル10時間も寝ておりませんでした。
10時間?いいじゃん!と思うかもしれませんが、この10時間は
1時間寝る→起きて大泣き→15分寝る→起きて大泣き→1時間寝る→起きて大n…
の繰り返しなんです。
布団に寝せると必ず起きてしまう子だったので、ひたすらおっぱいを吸わせるか、抱っこで家の中を歩き回るかスクワットをするか、大げさな話ではなく、本当に24時間そんな生活でした。
日中仕事に出ている夫に負担をあまりかけたくない!夜は少しでも寝ていてほしい!と思っていたのですが、夫は育児を当たり前にする系パパでしたので、夜私を数時間寝かせてくれて、その間娘を抱っこしてくれたりと、2人で協力して育児をしていました。
・・・のですが
自分で言うのもあれですが、私メンタルはめちゃめちゃ強いほうなんですね。
そんな私ですら、泣く我が子を抱っこしながら私自身も毎日泣いていました。
ママあるあるだと思うのですが、産後のメンタルって本当尋常じゃないくらい不安定なんですよね。
何気ないことで(というか理由もなく?)ポロポロ涙は出てくるし、検索魔になるし…
そんな私を見かねて(というか夫自身もたぶん辛かった)
ある日の早朝夫が会社に行く前、24時間営業のお店に行き、おしゃぶりを買ってきてくれました。(その後急いで出社)
無事おしゃぶりを咥え、落ち着いた我が子。
しかしここでまた検索魔の登場です。
「おしゃぶり」「0歳」「メリット」「デメリット」
・・・・・
おしゃぶり事情・我が家の場合
先ほど挙げたメリット・デメリットについて、私たち親子が実際どうだったのかをお話しします。
メリット
①泣き止む
泣き止みました。
②寝つきが良くなる
コテン!と寝てくれるわけではありませんでしたが、使っているうちに「泣く→疲れる→おしゃぶり→安心→寝る」という流れができてしまいました
③機嫌が良くなる
泣き止むだけで、機嫌が良くなるか?と言うとそうでもないような気がしました。
デメリット
①歯並びが悪くなる(出っ歯になる)
1歳・1歳半の時に歯医者さんに診てもらっていますが、今のところ歯並びは問題ないそうです。
②親子のコミュニケーションが減る
生後6か月を過ぎたころからは、寝る時のみの使用と決めていました。コミュニケーション(身体のふれあい・話しかけるなど)は普段から気を付けて積極的にとるようにしてましたので、おしゃぶりによって親子のコミュニケーションが減った実感はないです。
③言葉が遅くなる
1歳を過ぎたあたりから、少しずつおしゃべりが始まり、1歳半くらいのときはめちゃめちゃしゃべっていたので(保育園の先生からも「こんなにしゃべる1歳児もなかなかいませんよ」と言われたほど)関係ないと思います。
④依存してしまい、卒業するのが大変
これは大変でした…寝る時だけの使用とは言え、おしゃぶりがないと寝れない!大泣き!でした。結果的に1歳7か月頃に卒業できましたが、当時はいつ卒業させよう…どうやって卒業させよう…と悩んでました。
おしゃぶり卒業までの流れ
ネントレに励む日々
いつかは卒業させなきゃいけない!色々調べてみると
「泣こうが暴れようがおしゃぶりを与えない。それを1.2週間続ければ、子どももおしゃぶりの存在を忘れて卒業できる」
という人もいれば
「無理におしゃぶり卒業させなくてもいい。一生おしゃぶり咥えているわけじゃないし本人がおしゃぶりに興味を持たなくなったら、自然卒業できるでしょう」
という意見に分かれているようでした。
今のところ歯並びに問題がないとはいえ、もしおしゃぶりのせいで出っ歯になっちゃったら…という不安はありました。
1歳を過ぎたころから「泣いてもおしゃぶりを与えない」方法を試してみました。
・・・・・・・・が!!!
おしゃぶりを欲しがって泣く娘を見るのがかわいそうで、私がダメでした。
そこで私は何冊かの「ネントレ本」を買って、勉強することにしました。
内容は言えませんが(自分で買ってね♡)ざっくり言うと
「生活リズムを整えよう!!!」
とのことでした。
・・・・・生活リズムはまぁまぁ整いましたが、おしゃぶり卒業はできませんでした
保育園入園
そんなこんなで、おしゃぶり卒業ができないまま保育園が決まり、私の仕事復帰も決まりました。
保育園の先生とも相談をし、しばらくはおしゃぶりを持って登園することになりました。
通い始めて2か月目、実は何度かおしゃぶりを保育園に持っていくのを忘れた日があるんです。
お迎えの時に今日の様子を恐る恐る担任の先生に聞いてみると・・・
「おしゃぶりなくても普通にお昼寝しましたよ???」
え????????
これで卒業だーーーー!!突然だな!!!!
・・・と思っていましたが、そんな簡単にいくわけはなく、その日の夜は「ちゅっちゅ!ちゅっちゅ!」でした。(おしゃぶりのこと)
でも今までは、おしゃぶりがないと泣いていたのが、泣かなくなっていたんです。
ここで諦めてはいけないと思い、夜、おしゃぶりに意識がいかないように、娘に話しかけたり手を握ったり、試行錯誤していたら・・・
いつのまにかおしゃぶり卒業していました涙
1歳7か月で卒業することができました(拍手)
まとめ
ネントレなども少々試しましたが、うちの娘は結局「無理やり卒業させない。本人がおしゃぶりに興味がなくなるのを待つ」方法で卒業ができました。
その子の性格にもよると思いますし、個人差があるとは思うのですが、私がおしゃぶりを与えるにあたって気を付けたことがあります。
◎寝るときだけの使用と決めた
◎寝付いたら(吸いが強かったとしても)必ず取る
結果、歯並びは今のところ問題ないのでので安心ですが、当時はやっぱり不安でした。
なので、少しでもおしゃぶり使用の時間を短くするために、上記ポイントを常に気を付けておりました。
卒業に向けて頑張っていたのに、いざ卒業してしまうとちょっぴり寂しいという矛盾。
あまり情報にとらわれすぎず、泣いて泣いて困ったときはおしゃぶりに頼ってもいいんじゃないかな?と思います。
卒業もママパパと赤ちゃんのペースでいいと思います。
育児って思っていたより大変で、正解も不正解もないのがまた難しい。
おしゃぶり以外でも言えますが、育児を「楽(らく)」にするためではなく、我が子との時間・生活を「楽しく」するために便利グッズは上手に使うといいと思います。